知らずに闇金で借りないための対策
2000年代前半までは、貸金業の登録をして看板を出した店舗運営をしている闇金が存在していました。
街金融だと思って利用した結果、実は闇金でトラブルに発展する事例が多く見られました。
現在は取り締まりが強化されて、店舗型の闇金業者が消えたことで、知らずに闇金で借りるケースは少なくなっています。
現代における、知らないうちに闇金から借金してしまうケースは以下のパターンがあります。
- 貼り紙や迷惑メールの090金融を使ってしまう
- フィッシング詐欺にひっかかる
- 紹介屋を通じて借入をしてしまう
- ブラックOKの資金調達サービスが実は闇金だった(クレジットカード現金化、ファクタリングなど)
現在は貸金業の登録をしている闇金はほぼ存在しません。
お金を借りる時は、貸金業の登録をしているか確認するだけで、知らずに闇金で借りてしまうリスクを回避できます。
取り締まりの強化によって、キャッシングサービスを明記した運営ではなく、特殊詐欺にシフトする闇金業者も多数あります。
怪しいと感じたサービスは入念な調査を行うなど慎重な対応をしてください。
ブラックOKの勧誘や業者名を明記しないのは闇金
昨今増えているのが、迷惑メールや電信柱の貼り紙に問い合わせ用の携帯電話番号のみを明記して集客する090金融です。
問い合わせをすると「個人で貸金業の副業を仕事をしている」などと回答しますが、それは嘘で組織的に活動している闇金です。
ソフト闇金を除いて、不特定多数の人を相手に集客する業者が自ら闇金だと名乗ることはありません。
フィッシング詐欺から闇金被害を受けることも
フィッシング詐欺とは、ダミーサイトを作って大手のサービスを装ったメールで集客し、理由をつけて個人情報を送信させるものです。
IDの変更が必要で登録をしなおすように促すことが多いです。
口座情報と個人情報を知られても、キャッシュカードと暗証番号もしくは通帳と銀行印がなければ不正に引き出すことはできません。
こうした情報は闇金に売られて、契約していないのに勝手に現金が振り込まれて、闇金から法外な利息の取り立てを受けます。
口座でお金を受け取った履歴がある中で、職場や家族に取り立てすると脅されると、応じて支払ってしまう人が多いです。
ほかにもフィッシング詐欺はクレジットカードの不正利用でお金を盗まれることがあります。
メールを通じて個人情報の入力が求められた場合は警戒をして、詐欺事例がないか検索したり、正規業者に問い合わせをしてから対応しましょう。
ギャンブルの常連客には紹介屋が紛れている
ギャンブルの常連客は、自らがギャンブル依存症で闇金の顧客でもあり、遊ぶお金を使うために紹介屋の仕事をやっていることがあります。
ギャンブルにハマると紹介屋を通じて闇金を使ってしまうリスクが高いです。
常連客から話しかけられたり昼食をおごるなど優しくされた場合は警戒して、紹介された業者からの借入は100%闇金だと思ってください。
参考記事:ギャンブル依存症と闇金
異業種を隠れ蓑にした運営
クレジットカード現金化やファクタリングなどの資金調達サービスの一部には闇金が運営しているケースがあります。
問い合わせすると、ホームページより高い手数料を提示したり、提供できる資金が少ないことを説明して、「うちなら貸付も行っている」といって違法な貸付を行います。
昨今は、ファクタリング業者を装った闇金の摘発事例が増えています。
ブラックOKの資金調達サービス全てが闇金ではありませんが、一部で闇金が紛れ込んでいることを理解して業者選びは慎重に行ってください。