三菱UFJ=アコムを連結子会社化TOB実施へ/毎日新聞(9月8日)
三菱UFJフィナンシャル・グループは8日、消費者金融大手のアコムに株式の公開買い付け(TOB)などを実施し、出資比率を現在の15.77%から40.04%に引き上げて、連結子会社化すると正式に発表した。
三菱UFJはアコムを消費者金融事業の中核に据え、成長が見込めるアジアなどで消費者金融事業の海外展開などを図る。国内の消費者金融業界は逆風が強まっており、アコムは三菱UFJの信用力をバックに生き残りを目指す。
TOBは今月16日から来月21日にかけて行い、買い付け価格は直近の株価を約3割上回る1株4000円。買収総額は1525億円の見通し。TOBで出資比率が目標に達しない場合は、アコムが三菱UFJに第三者割当増資を実施する。
三菱UFJはグループ内の消費者金融事業をアコムに集約し、01年にアコムと共同設立した消費者金融子会社「DCキャッシュワン」はアコムに統合する。また、三菱UFJはアコムに監査担当役員を派遣し、過剰回収の防止など法令順守体制を強化する。
会見したアコムの木下盛好社長は「三菱UFJブランドの安心感で新規顧客の拡大が見込める」、三菱UFJの長岡孝常務は「消費者金融業界は底堅いニーズがある。アコムは生き残りが可能だ」と強調した。
消費者金融業界は06年末に成立した改正貸金業法で、高収益の源泉だった灰色(グレーゾーン)金利の撤廃や融資額を年収の3分の1以下に限る総量規制が決まり、業績が低迷。新生銀行が7月にレイク買収を発表するなど業界再編が進んでいる。
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